【米国リート】レバレッジ型ETF DRN、DRVの中身について調査

ETF

ETFを買うからにはちゃんと中身を知らないと!ということで気になったETFについて調べてみましょうのコーナー!(笑)

今回調べるETFはDirexion社が運用するETFで、米国リートに投資できるETFです。

初のコーナーでマイナーなものを調べます。(汗)

Direxion社はブル3倍ETF、ベア3倍のETFなど、レバレッジが効いたETFを多く提供することで有名な運用会社です。1997年に米国で設立され、ニューヨークやボストン、香港を拠点にETFを提供しています。

そのDirexion社が提供するDRN、DRVについて調べたいと思います。

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DRN、DRVとは

DRNとは

銘柄名は「Direxion デイリー 米国リート ブル3倍 ETF」というブル型のETFで、MSCI US REIT インデックスの3倍のパフォーマンスの投資成果を目指しています。

MSCI US REIT インデックスとは米MSCI社が提供する外国不動産のインデックスで、米国REIT市場全体の時価総額約85%をカバーする広範なインデックスとなっております。

DRVとは

こちらは銘柄名は「Direxion デイリー 米国リート ベア3倍 ETF」というベア型のETFで、DRNとは反対のパフォーマンスを目指しています。

中身は?

中身は以下のようになっています。

まずは組入れ上位銘柄(2021年9月のデータのようです。)

上位3銘柄を調べてみますと

上位銘柄の1位のアメリカンタワーは電波塔や基地局など、無線通信インフラのリースを行う不動産投資・管理会社で世界15カ国以上に拠点を持つ大きな会社です。インドでは70,000以上の通信インフラ資産を保有しているようでアメリカよりもインドでの売上が大きいようです。

続いてプロロジス。プロロジスは産業用不動産の保有、運営、開発会社で物流不動産業界では世界第一位とのことです。日本にも日本プロロジスリート投資法人(3283)が存在します。

3つ目がクラウンキャッスル。こちらもアメリカンタワーと同様に電波塔や基地局の通信インフラのリースを行う不動産投資・管理会社。アメリカンタワーよりもアメリカでは売上は大きいようです。

通信系の銘柄が多い印象ですね。

続いて組入れ上位セクター

上位3つを紹介しますと

Specialized REITsとは直訳すると専門リート。こちらは銘柄でも出てきたアメリカンタワーやクラウンキャッスルなどの通信系のことのようで1,3位に通信系の銘柄が入っていたこともありやはり比重は大きいようですね。

続いてResidential REITsは住宅リートです。こちらは上位銘柄にも載っていないように見受けられ、細かく入っており住宅リートが入っており上位2番目のセクターとなっているのかなという印象です。

最後にIndustrial REITsは産業リートです。こちらは上位銘柄のプロロジスが対象となりますね。

Specialized REITsが37%とかなり他より多いので通信系のリートをメインに組み入れていますね。5Gなどに期待するしている人は良いかもしれませんね。

レバレッジ型ETFとは

原指標(今回の場合、 MSCI US REIT インデックス )の日々の変動に一定の倍率を乗じた商品となります。今回のDRN、DRVの場合は3倍の値動きになるよう設計されています。

先物やFXなどでかけるレバレッジとは違い証拠金の必要はなく、追証はありません。

そのため、ロスカットの心配なく、大きなリターンを見込むことができます。

ですが、値動きが激しいため、反対に大きく損をすることもあると言えます。

レバレッジ型EFTは必ずしもおすすめできる商品ではありませんが、余剰資金の中の余剰資金で楽しむぐらいならとても良い商品だとは思います。

長期投資には向きませんが、大きく下がったときに買って上がるのを待つというのもありですね。

まとめ

DRNの組入れ銘柄は通信系が多い。

レバレッジ型ETFは短期で大きなリターンを得たい人にはおすすめ。

ただし、必ず余剰資金の中の余剰資金で買ってみるべし。

投資は自己責任!

以上!

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